2013年11月15日

フィリピンの暮らし〜ボランティアさんの体験から〜

フィリピン・セブ島の孤児院で半年間ボランティアをされた経験のあるM. Iさんが、滞在先だった地域の暮らしや文化について教えて下さいましたので、許可をいただきここに掲載させていただきます。支援をする際には、その地域の暮らしや文化について知ることがとても大切です。コミュニティごとに暮らしぶりは異なると思いますが、セブ島の生活の一風景を想像してみて下さい。
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まず衣食住についてです。
フィリピンは亜熱帯気候のため、年間を通して暑く、現地の人々の服装は半袖にジーパンというような感じです。しかし朝晩は少し気温が下がります。私たちにとっては涼しい程度の気温でも、寒さに慣れていない現地の人々にとって、雨が降った時などは特に、身震いするほど寒く感じられるようです。

食事は米とおかずが基本です。おかずは肉・魚、野菜などの炒め物、煮物が多いです。ほとんどのフィリピン人たちが毎日三食必ずといってよいほどお米を食べます。食事はスプーンとフォークを使いますが手で食べることも頻繁にあります。おやつを食べることも食事と同様に当たり前のような風習があります。

住居は高級な家から雨風をしのげるだけのレベルのものまでさまざまですが、国民の80%が貧しいといわれているため、多くの人がセメントと石のブロック・木材などで建てたような家に居住しています。電気が通っていない家もあります。

トイレやお風呂に関して。基本的にお湯はありません。フィリピン人は朝にバケツに張った水をすくって浴びるという形で入浴します。トイレは、用を足した後、トイレットペーパーを使わず、手を使い水で洗います。洗濯は基本的に手洗いです。入浴、洗濯、トイレなどによる生活排水は海や川、家の周辺に垂れ流されている場合もあるので衛生的ではありません。

宗教は約95%がキリスト教(ほぼカトリック)です。教会の前を通る時や食事の前など十字架をつくるなど、非常に信仰心が強く、つらいことなどがあるとき、教会に行ってお祈りをすることで心が平和になるようです。いいことがおこった時なども神に感謝します。

病気については、狂犬病や赤痢などいろいろありますが、蚊を媒体にし感染するデング熱は雨が多く蚊が大量発生する時期に患者が増加します。栄養状態が良いと発症しないこともありますが、貧しく栄養のあるものを食べられない子供など、症状がひどかったのを見たことがあります。

防災教育などについては、日本のように盛んではないのではないかと思います。というのも、私は孤児院で半年間働いていたのですが、そのような指導・教育がされているのを見聞きしたことがないからです。またフィリピンは地震や災害が確かに多いですが、セブあたりの地域はどんな災害でも比較的被害が少ない場所なんだと現地の方々から聞いたことがあります。10月に起こった隣のボホール島での地震と今回の台風について、現地の人はこんなのは初めてだと言っていました。

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また、M.Iさんは、こうおっしゃっています。「セブ在住レイテ出身の知り合いがいるのですが、先日、家族と連絡がとれないため、家族がレイテ島で生きていることを祈りながら、レイテ島に帰省すると言っていました。本当にいたたまれない気持ちです。」
日本にいるフィリピン人の方々でも、ご家族と連絡が取れない方が多いようです。本当に、無事を祈るばかりです。
posted by CODE at 09:50| アジア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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