2010年04月22日

ハイチの医療従事者は感染症の急増を恐れている

情報源:Voice of America(VOA)
日付:2010/04/19

ポルトープランス総合病院はハイチで最も大きな病院である。その建物は地震の際一部被害を受けたが、国際的な医療機関の援助のおかげで、診察を続けている。どんな日でも、300人以上の患者が治療を求めて受診する。地震から2ヶ月以上たって、医師が診察していると、地震直後に見られた圧挫損傷は少なくなってきた。現在、雨季が始まるに連れて、医師は感染症について心配している。

Megan Coffee医師はカリフォルニアから来た感染症の専門家である。彼女は過去2ヶ月、ポルトープランス総合病院でボランティアをして過ごしていた。

彼女はハイチで起こりうる感染症の拡大について心配していた。彼女は、一月の地震以降、住民の医療ニーズは変わってきたと話した。

地震後初期によく見られた切り傷や、押しつぶされた手足、骨折などを医師たちが見ることはまれになった。

「これらのテントはすべて、地震で負傷した人々の整形外科の怪我のために使われていた。」とCoffee医師は言った。「今やその人たちは手術後の患者たちで、地震以降ずっと残っている。」

雨季が始まり、住民の多くがテントの街に密集して閉じ込められているのにつれて、医療従事者は感染症と水媒介性の病気について警戒している。

「腸チフスとマラリアの問題はテントの街とともに、最良の衛生状態を得られない人々とともに大きくなるようで、たまった水がそれらの病気の原因になっている。」とCoffee医師は加えた。

接触伝染性の高い、呼吸器の病気である結核は、もうひとつの心配事である。毎日来院する300人の患者のうち、約4人が結核にかかっている。

スタンレーはそのうちの一人である。

「スタンレーは結核で彼の左の肺全体をいっぱいにしてやってきた。結核は彼の心臓をも満たし始めていた。」とCoffee医師は説明した。「彼はかなり具合が悪くなってやってきた。基本的に息ができず、体液を排水するのにチューブを入れなければならなかった。」

ハイチでは、患者がしばしば、病状が危篤状態に達するまで治療を求めるのを待ってしまうことがある、とCoffee医師はいう。そしてそれが、回復をより難しくしている。

「治療を受けられることが、彼のような人々にとっては本当に大切だ。」彼女は付け加えた。「なぜならば、さもなければ、もし彼らが完全な処置無しに家に帰ってしまえば、彼らは彼らの近隣の人たちにとって、感染源となってしまうからだ。」

スタンレーは2ヶ月入院している。そのうち半分の時間は、胸にチューブを入れて過ごした。

Coffee医師はいう。マラリアや腸チフスや結核が地震以降急増しているかは未確認だが、雨季が近付くにつれ、それらはあっという間に広がるおそれがある。

原文URL:reliefweb.int
posted by CODE at 15:17| 中・南アメリカ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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