2009年12月17日

アフガニスタンの復興レポート ヘラートにいる麻薬配達人の子どもたち

アフガニスタンの復興レポート
ヘラートにいる麻薬配達人の子どもたち

情報源:IWPR
2009.12.17

アフガニスタンで三番目に大きな都市であるヘラートに何千人といるストリートチルドレンたちはが、麻薬配達人として働かされていることに対する問題意識は、それほど大きなものとして扱われていない。

13歳になる男の子は、麻薬中毒になっており、麻薬のディーラーについて働いている。現在、彼はハラートにある子どもの更正・教育センターにいる。

彼が麻薬配達を始めたきっかけは、彼が公園で寝ていると、ある男が近づいてきてこの袋を友達の家まで運んでくれたら10ドルあげると言われたことだった。

その男は、なぜ自分で運びたくないのかを男の子に言い訳し、2人でその友達の家の近くまでいって、男の子にその袋を持っていかせた。

僕は今までに何回かこの運びをしている。ある日、その男の家に連れていかれて、性的暴行を受けた。その後、その男は1,000アフガニを僕にくれたんだ。
性的暴行されたことは両親には言ってない。言っても、両親にできることは何もないから。

最後、男の子が麻酔薬をクライアントに持っていったときに、警察に捕まって、このセンターに連れてこられた。

ハラートにいて、これらの問題に取り組んでいる男性によると、子どもたちは麻薬密輸業者として働かせられていて、United Nationsの麻薬・犯罪事務所による統計では、ハラートには5万人の麻薬中毒者がいると示している。

ハラートの、人権委員会の代表者は、麻薬配達をさせられている子どもたちの多くが、同時に性的暴行も受けていると言っている。

イギリスを拠点としながら、戦争における子どもたちへのチャリティーを行っている団体の代表は、ストリートチルドレンとなっている子どもたちの家族の多くが難民となって近くの地域に逃げてきた人たちだった。
ストリートチルドレンの数は、ハラートで一万人にものぼっているが、その数は、日ごとに多くなっている。その原因は、治安の問題であったり、貧困や政治的な注視の欠如である。

ハラートの警察関係者は、これらの子どもたちを麻薬取引から離れさせるように、より良い協力体制を築いていくとしているが、それ以上の詳細については何も語られなかった。

麻薬配達の子どもたちに対する問題に、速急に取り組まなければ、この子どもたちがギャングを作るようになり、対処するのが難しくなっていまうという声もある。
現在でも、ハラートでは子どもたちが多く所属するギャングがいくつかあり、すりや盗難、売春などにも手を出している状況である。
子どもたちを逮捕するだけでは、この問題は解決しない。この問題の根元から解決しないといけないのである。

センターにいる12歳の男の子の話を聞くと、彼は麻薬の配達をしていたのではなく、父親に頼まれてアヘンを買っているときに警察に逮捕された。
彼の父親は、仕事を探しにイランに行ったが、二年後に帰ってきたときにはアヘン中毒になっており、今は働かずにずっと家にいて何もしていない。
僕が物乞いをして稼いだお金で、お父さんのためにアヘンを買っているときに警察に捕まったんだ。と彼は言っていた。
母親も、家政婦として働いて生計費を稼いでいるようである。
「僕は、学校にいかなきゃいけないことも、自分自身が学校を好きなこともわかっている。学校の先生になりたい。でも、僕は物乞いをしなきゃいけないんだ。お父さんが中毒になってしまったのは僕のせいじゃない。」
posted by CODE at 15:41| アジア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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